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2021.09.10
省スペースで作業制UPを実現!【トムソン箱〜ワンタッチ箱編〜】
初めに、以前紹介した貼箱と違う、トムソン箱について簡単に説明します。
トムソン箱と呼ばれる組み箱は、厚紙に印刷し、
「木型」を使いそれを型抜きしてから組み立てる箱の事を言います。
木型はCADデータを元に制作された木型で形を抜きます。すべての形状の箱でこの工程を行っており、
ミシン目や箱を折り曲げやすくする罫線を入れたりすることができます。
この木型により、キャラメル箱、ワンタッチ底、地獄底、スリーブ箱、組箱等様々な形状を作ることができます。
量産が容易なため、主に大量流通商品に使われています。
スーパーに並んでいる商品の箱を見てみると、ほぼこのトムソン箱を使用しているのが分かると思います。
今回はトムソン箱の中でも、簡単にワンタッチで組み立てられる
ワンタッチ底箱をご紹介します。
重たい物でも大丈夫!ワンタッチ底箱
ワンタッチ底箱は、底面の強度に優れ、重い物を入れても底が抜ける心配のない形状で、
飲料、化粧水や乳液といったコスメや化粧品、
お菓子や健康食品などの様々な業界で使用されています。
手軽に組み上がり、省スペースを実現。
組み立ても箱を開くだけ(ワンタッチ)で自動的に組み上がるため、
作業効率にも富んだ形状です。
折り畳んでいる状態なので、倉庫スペースも少なくてすみます。
目に見えないトータルコストを削減。
機械でのり付けをすることから製造コストが高くなってはしまいますが、
特に大量に生産するもの等、作業効率や倉庫スペースを考えると
目に見えないトータル的なコストを削減する事が可能です。
またオリジナルの印刷紙器全体に言えることですが、
貼箱(以前の記事参考)とは違い、
カラー印刷が出来るので写真を使ったデザインでの訴求ができるのはもちろん
表面加工を施す事で多様な演出ができます。
こういった利点を考えて、オリジナルの箱を作るのもいいのではないでしょうか。