デザインアドバイザーが教える
デザイン活用術!

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2020.12.26

安価で豪華なパッケージ!高級感伝わる演出方法!

みなさんは高いグレードの商品のパッケージを作る際、手間や時間をどのようにお考えですか?

 

そもそも一般的に高いグレードの商品は、商品自体の値段が高いです。

お手頃価格の商品は、大量の数を売って利益をあげるのに対し

高価なものは素材や手間により生産数が少なく、値段が高くなります。

 

通常オリジナルパッケージを制作する場合には、大量のロットが要求されてしまいます。

少ない生産数の場合は単価が高くなってしまう為、数が欠点のひとつになってしまいます。

 

そんな価格が高い商品のパッケージデザインで考えられる方法に“貼箱”が

あります。

 

高級ブランドでも使われる貼箱

貼箱は小ロットに対応でき、箱のサイズ指定が簡単。

貼る紙の種類を変えられるパッケージスタイルで、有名ブランド品の箱だったり、iPhoneの箱等にも使用されています。

 

昔から高級感のあるパッケージとして貼箱という方法が一般的に使われています。

貼る紙を変えたり、装飾の仕方を工夫してやれば小ロットでも高級化を出す事ができます。

 

ただこのスタイルは、最終的に貼箱に掛け紙をかけたりと仕上げのやり方が、

一定の方法しか無くなるので表現に限界があり、ある一定以上の高級感を出すのは難しいかもしれません。

 

より高級感、上品さを演出させる“木箱”

そこで貼箱よりもうワンランクアップさせる方法として“木箱”があります。

 

木箱は昔から贈答の桐箱として最高級のものとして扱われ、日本酒や陶磁器等に使用されています。

現在はファルカタと呼ばれる桐に似た素材で木箱が安価に制作できます。

 

木箱に和紙やシール、紐・ビーズをあしらうことで、他とは違う差別化のできるパッケージに仕上がります。

小ロットで作るパッケージには工夫一つで色々なバリエーションが出来ますが、

その場合でもデザインが大切な要素となっています。

 

おすすめ商品を詰め合わせるだけ!統一感で魅せる特別感!

またより限定的なもの、例えば1シーズン20個と、かなり少ない商品の場合はどのような方法が考えられるでしょうか?

 

色々な企画商品を詰め合わせて、ひとつの商品としてまとめていく方法があります。

 

それぞれの商品に合わせて、巻き紙やシールを統一感を出して作り、印刷もプリンターで仕上げれば、

手間はかかってしまいますがその分安価に仕上げる事ができます。

 

こうすれば難しくなく商品企画から考えることが出来るのではないでしょうか。

 

 

限定商品はお客さんの心をぐっと掴み、購買意欲をかき立ててくれます。

 

販売する側は、新たな商品を開発するだけでなく、

既存の商品で統一感のある高級商材を作ることからはじめてみてもいのではないでしょうか。

 

ただし、この場合でもデザインが大切なことは言うまでもありません。

商品ごとのパッケージのサイズ感や、文字のバランス等そこに気をつけて制作しなくては高級感を出す事は出来ません。

 

ちょっとした工夫をプラスすることで、より印象づけるパッケージが出来上がります。